EFポリマーは食品残渣の堆肥化の過程を省略できるのでは?に引き続き、EFポリマーの話題。
食品残渣に含まれる余剰分の水分をEFポリマーが吸い取り、堆肥化する際に腐敗になりにくくなる可能性があった。
これを踏まえた上で、次に気になることは、EFポリマーが濃度の濃い溶液を吸収することができるのか?だろうか。
吸水が有り難いのは、カリウム等の金属イオンと縮合型タンニンだろう。
これらを含みつつ、手っ取り早く入手できるものとして、
紅茶があるので、紅茶にEFポリマーを振り掛けてみた。
検証用の容器に紅茶を少量入れてみたら、色が薄く見えるようになってしまったが、一応長い時間出した紅茶になる。
この溶液にEFポリマーを振り掛け、30分程放置したら、
しっかりと吸収されていた。
EFポリマーは食品残渣のうち、比較的濃度の濃そうな溶液も吸収できることがわかった。
何故、EFポリマーが濃度の濃そうな溶液を吸収できるのか?が気になったのか?というと、外食でラーメンを食べていて、
ラーメンスープを残した時に、このスープを捨てずにEFポリマーに吸わせて、油分を堆肥化の際の微生物のカロリー源にできるのでは?と思ったからだ。
ラーメンのスープはカロリーが高いらしく、健康志向から飲み干さない方が良いという話をよく聞く。
スープのカロリーの高さからか、下水に流すと負担が多いので、処理が大変だという話もよく聞く。
スープを他の食品残渣と同じように扱えるようになると良いよね。
費用対効果のことも考えなければならないけどね。
スープが堆肥化の良質なカロリー源となる場合、
おがくずの堆肥化で活用したい。
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